認知症のお義母さんとシニアサインで会話

義母さんと同居しているMさんとIさんの会話です。
困ったことの一つに水道を止めないことがたびたびあるという話になりました。

Mさんは義母さんが耳が聞こえにくくなってから、もう7年シニアサインを使っています。
時々イライラして、声で会話するのも嫌になることがあるけど、そんなときは身ぶり、サインだけで話しているとのこと。お義母さんもサインに慣れている、彼女の手の動きが言葉になっていると知っているのでしっかり見るそうです。

水道を止め忘れたお義母さんにサインで「止めておいたよ」

一方Iさんはサインを使っていないので、大声で「水道止めてなかったよ!!」

これで止め忘れがなくなることはないでしょうけど、Mさんのお義母さんは「叱られた」という思いは無いので心は穏やか。
Iさんのところは両者が「叱った」「叱られた」という感情が残り、イライラは増すばかり。

認知症の人には、穏やかな心が大切です。もちろん介護側にも